薔薇の毒

2007年7月

モデルさんが来て2日間で撮影。血液の病気の方で「遺影に撮ってください」と言うことだった。
目の前の不幸では撮影の意欲は沸かないが、雰囲気がある方なので撮影することに。
撮影案は特になく、大量の薔薇とこのモデルさんの不思議な空気感を頼りに撮影。アシストは山崎。
血のような赤い薔薇。
それが盛りであれば有る程に「死」の匂いに咽る感じがある。

この頃の日記を見ると、撮影 前日に月夜乃散歩氏から送られて来た大量の薔薇の棘の処理を、
タマに手伝ってもらっている。
日々7時間は英会話の只中に居ると日記にある。
撮影翌日にポチと難波・心斎橋へ出かけ、その3月後はトルコ、エジプト。そして帰国10日後に銀座で個展。
今よりも活動的に感じる。

雑誌掲載時に鉛や水晶を貼り付けたものを制作。これは公開予定はない。
作品 は全てモノクローム写真に着色したものだが、ウェッブ用は画像処理をしてある。


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